Classical Photo Club 略して「くらフォト」
くらフォト
このブログの名前でもある「くらフォト」。
略さないとClassical Photo Club。長い。
実は僕が共同代表を務める写真サークルの名前でもあります。
名前の通り、クラシックカメラとフィルム写真を愛する人達の集まりです。
最初にお知らせ
山梨に住んでいて写真を趣味にしているあなた!
僕達と一緒に写真ライフを楽しみませんか?
くらフォトでは初心者からプロのカメラマンまで幅広い層のメンバーがいますが、皆フラットな関係でフィルム写真を楽しんでいます。
もちろん、
なんて人も大歓迎です!
詳細は↑の画像を見てくださいね!
また、撮影会ではフォレストカメラさんで販売しているカメラをレンタルして使うことも可能です!
フィルムカメラに興味があるけどいきなり買うのは不安...なんて人にもオススメのサービスです。
くらフォトのメンバーなら特別に販売金額の3%でレンタルすることが可能です!(通常5%)
例えば10000円のカメラなら300円でレンタルできます。
これなら気軽に始められますね!
問い合わせ先
cla_photo.kai@gmail.com
Twitterもやってます!
こんにちは!この度、山梨県でカメラクラブを立ち上げた『くらフォト』です
— くらフォト (@cla_photo) 2019年2月21日
現在はまだ3人という少ないメンバーですが、フィルムやクラシックカメラに力を入れて活動していきたいと思います!
もちろん初心者の方やデジタルの方もも大歓迎ですので、興味がありましたDMやメールお気軽に連絡ください pic.twitter.com/Ip4d57xQKs
このツイートだと3人になっていますが、5/7日現在メンバーは7人となっています(拍手!)
お知らせ終わり!!
山梨が拠点
くらフォトは山梨を拠点に活動しており、メンバーは基本的に山梨在住の若者です。
具体的な年齢を言ってしまうとメンバーの募集は40歳以下で行なっています。
都会に行けば若者主導の写真サークルは沢山あるけど、THE田舎の山梨にはこういう集まりは残念ながらありませんでした。
ちょっとだけくらフォトが発足した経緯を話します。
たまたま知り合った山梨在住で大判を振り回している北杜の変態ことしゅー君(褒め言葉)(もう1人の共同代表)と話をしていくと、
- 山梨でフィルム写真を趣味にしている若者を集めたい!
- あわよくば暗室でプリントをして皆で見せ合いたい!
- いずれは写真展を開きたい!
等々、お互いの願望がぶつかり合い写真サークルとまでは行かなくても山梨でフィルムをやる人達のコミュニティがあればいいよねぇという話をしていました。
共同代表2人の後ろ姿
フォレストカメラ爆誕
爆誕というかそれまで気づいてなかっただけなのだが。。。
フォレストカメラさんは荒川のほとりに店を構える山梨では数少ないフィルムカメラ専門店です。
ある日しゅー君と2人でお店に行くと、なんとフォレストカメラさんの店舗を拠点として使ってもいいよとのお話を頂きました!
突然舞い降りてきた天使。社長の深澤さんの背中には白いフサフサとした羽が見えました。
自家現像もできる、暗室も整備予定でプリントもできる、お店の壁を使って簡単な写真展も開けそう、いつでもレンズが買える、、、
話はトントン拍子に進み、めでたく「くらフォト」発足となりました!
参加条件は山梨在住で40歳以下
くらフォトを発足するにあたり最も拘ったのはこの条件です。
できる限りフィルム全盛期を知らない世代でフィルム写真を楽しみたい。
なぜなら、フィルム全盛期に仕事や趣味で写真をやっていた人はフィルム→デジタルの流れは革新的な技術の進歩であり、どうしてもフィルムは古いものという印象が強い。
逆にデジタルしか知らない我々世代はフィルムは古いという認識はなく、寧ろ"味がある"とか"エモい"とか好意的な印象が強い。
つまりフィルムに対して持っている価値観が全く違うんです。
どうせなら価値観の近い人達で写真を楽しみたい、そういう思いでくらフォトを発足させました。
活動内容
基本的な活動としては
- 月1回の撮影会
- 現像体験会
- プリント体験会
となっています。
参加は自由です!
写真は前回の桃源郷撮影会で撮影したもの。
撮影した当日にフォレストカメラで自家現像をしました。
今後は暗室でプリントをしたり写真展を開催したり、もっと色々なことをしていきたいなぁ。
集え、山梨のFilm Photographer!
問い合わせお待ちしています!
ニュージーランドとF2Titan
まだ平成の頃の話。
今年の2月にニュージーランド旅行に行ってきた。
旅のお供に持っていったカメラはZ6とF2Titanと28Ti
残りの2台は妻のカメラ。
今回はF2Titanで撮影した写真を紹介したいと思う。
F2 Titanというカメラ
Nikon F2 Titanを説明する上で植村直己氏を触れずにはいられない。
植村氏が北極点単独旅行に耐えうる頑丈なカメラの製作をNikonの前身である日本光学東京に依頼し、完成したのがF2Titan植村スペシャルである。
(ちなみに植村氏が最初に北極に持っていったカメラは現地で壊れてバラバラになってしまったらしい。)
F2Titan(手前)とF2Titan植村スペシャル(奥)-ニコンファンミーティング2018にて
外装にチタンを採用し、極寒の地と過酷な振動に耐えうるよう設計されていて、無事に北極から帰還した。
その後、評判を聞きつけた報道関係者からチタンボディのF2を販売して欲しいと要望があり、報道向けにF2Titan(ネーム無)、一般向けにF2Titan(ネーム有)が販売されたそうだ。
ちなみに僕のF2Titanはネーム有の方。
「Titan」って書いてある方がカッコイイからね!(目立ちたがり)
F2Titan + NIKKOR-O 2.1cm F4
F2Titanは2.1cmF4専用で持ち歩いた。
そう、あの有名な2.1cmだ。
ニッコール千夜一夜物語 - 第一夜 | Enjoyニコン | ニコンイメージング
千夜一夜に掲載されてるレンズって不思議と全部欲しくなるよね(病気)。
フィルムは信頼と実績のILFORD HP5 PLUS。
ISO400はもうこれしか使ってない。
クイーンズタウン
女王が住むのにふさわしい街だからクイーンズタウン。
本当に美しい街だった。端から端まで歩いても30分掛かるか掛からないかの小さな街で、観光客向けの店がギュッと凝縮されている。
街並みは28Tiばかりで撮ってたな...適材適所。
ミルフォードサウンド
クイーンズタウンからバスに揺られて6時間。
ニュージーランドで有名な観光地の1つにミルフォードサウンドという場所がある。フィヨルド地形の中を遊覧船でクルージングするというなかなかできない経験をすることができる。
ニュージーランドを始めて旅行する人はほぼ間違いなく訪れる超定番コースだ。
ちなみにフィヨルドがあまりにも広大すぎて21mmでも全然狭い。超広角レンズ必須。
Nikon 超広角ズームレンズ NIKKOR Z 14-30mm f/4S Zマウント フルサイズ対応 Sライン NZ14-30 4
- 出版社/メーカー: ニコン
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発売があと3ヶ月早かったら...
天候が良ければミルフォードサウンドに向かうバスの道中で所々絶景ポイントに立ち寄ってくれる。
基本的にニュージーランドは天候が安定しておらず、ミルフォードサウンドを始め各観光地は雨や曇りの日がほとんどだそうだ。
にも関わらず、本当にこの日、というかニュージーランド旅行中は天候が最高に良すぎて雨具は一度も登場しなかった。
数年分の晴れ男運を使い果たしてしまったかもしれない。
マウントクック
標高は富士山より少し低い3724m。
この景色がホテルから歩いてすぐの所で撮れるんだから思わず同じような写真を量産してしまう←
ちなみにこの記事の冒頭の写真もマウントクック。
そっちはホテルの部屋から撮影。贅沢すぎる。
ちなみに世界最高峰・エベレストとマウントクックはちょっとした縁があって、エベレストを世界で初めて登頂したエドモンド・ヒラリー氏はニュージーランド人で、このマウントクックで練習を重ねていたとか。
僕も多少は登山を嗜むので挑戦してみたい気もしたが、とても一般人が登れる山ではなさそうだ。
テカポ湖
ニュージーランドを知らない人でもテカポ湖という名前を聞いたことがある人は多いと思う。
巷には"世界一星空が美しい場所"として知られている。
しかし現地に到着してみると、意外と街明かりがあるな...まあ撮るだけ撮ってみるかとZ6で撮影した写真がこちら
Nikon Z 6 + NIKKOR Z 35mm f/1.8S
うん、確かに美しい。
手前の建物は「善き羊飼いの教会」。
ちょうど良く街明かりが照らしてくれてる←
観光ガイドに間違いなく載っているニュージーランドで一番有名な建物(多分)。
ここで結婚式を挙げる日本も多いとか。
みなみじゅうじ座が少し切れてるのが残念!
流石にフィルムだと厳しいのでご勘弁を。
宿の裏にあった牧場。
めっちゃ人懐っこい動物達だった。
今回のF2Titanで撮影した中だとこれが個人的にはベストかな。
まったりした時間が流れていてとても良い場所でした!
ニュージーランドは超広角
日本の街中で2.1cmを使うと"切り取る"と言うより"全部写してる"という感じだが、ニュージーランドは2.1cmで余裕で"切り取れる"。
超広角を毛嫌いしてる人がいたら是非ニュージーランドに行ってほしい。考え方が変わりますよ!(変わった)
次はS型の2.1cmで行きたいですね(空目)
仕事:写真、趣味:フィルム写真
「趣味を仕事にするな」
就職先を探している時によく聞くフレーズだ。
「好きなことで、生きていく」
某動画サイトの宣伝で使われていたフレーズだ。
僕は就職活動中にこの二択で迷っていた。
普通の理系大学で写真を専門に勉強していた訳ではない。写真はあくまで趣味であった。
どういった経緯でフォトグラファーという職業を選んだかはここでは省くが、結果的に僕は後者を選んだ。
フォトグラファーという職に就いて3年目を迎えた。
「好きなことで、生きていく」この選択は本当に正解だった。毎日の仕事が楽しくて仕方ない。
ただ、1つだけ変わったことがある。
それは写真が趣味から仕事になった、ということだ。
何を当たり前のことを言ってるんだと思うかもしれないが、この事実はあまりにも大きすぎた。
最新のデジタル一眼レフカメラと交換レンズを使い高画質な写真を撮影して、最高スペックのMac Proを使って画像処理を施す。
写真を撮る人であればあまりにも理想的な環境だが、平日5日間この環境で過ごしてしまうと、休日に趣味としてデジタル一眼レフカメラを使うとどうしても力が入ってしまい休んでいる感じがしないのだ。
実際、先輩方で写真を趣味で続けている人は1人もいない。
そんな時、学生時代に少しだけやっていたフィルム写真を思い出した。
モノクロフィルムであればフィルム装填→撮影→現像→プリント→額装のフローが全て自分の手で行える。おまけにデジタルを一切経由せずに。
学生の頃はそのフローが面倒臭いと思っていたが、今となってみれば自分の作品に最初から最後まで付き合える最高のツールであることに気が付いた。
フィルムカメラで写真を撮っていると不思議と力が入らず、リラックスして週末を過ごせる。
自宅に押入れ暗室を作り
銀塩プリントを楽しむ最高の生活
ということで僕の趣味は写真からフィルム写真になった。(クラシックカメラ収集が加わるのも時間の問題だった...)
さて、令和最初のカメラは何にしようかな