くらフォト

平成生まれのゆとり世代が令和に昭和の写真機を使うブログ

ニュージーランドとF2Titan

f:id:classical_photoclub:20190501144805j:image

まだ平成の頃の話。

今年の2月にニュージーランド旅行に行ってきた。

旅のお供に持っていったカメラはZ6とF2Titanと28Ti

f:id:classical_photoclub:20190501144921j:image

残りの2台は妻のカメラ。

今回はF2Titanで撮影した写真を紹介したいと思う。

 

F2 Titanというカメラ

f:id:classical_photoclub:20190501145731j:image

 

Nikon F2 Titanを説明する上で植村直己氏を触れずにはいられない。

植村氏が北極点単独旅行に耐えうる頑丈なカメラの製作をNikonの前身である日本光学東京に依頼し、完成したのがF2Titan植村スペシャルである。

(ちなみに植村氏が最初に北極に持っていったカメラは現地で壊れてバラバラになってしまったらしい。)

f:id:classical_photoclub:20190501150717j:image

F2Titan(手前)とF2Titan植村スペシャル(奥)-ニコンファンミーティング2018にて

外装にチタンを採用し、極寒の地と過酷な振動に耐えうるよう設計されていて、無事に北極から帰還した。

 

その後、評判を聞きつけた報道関係者からチタンボディのF2を販売して欲しいと要望があり、報道向けにF2Titan(ネーム無)、一般向けにF2Titan(ネーム有)が販売されたそうだ。

ちなみに僕のF2Titanはネーム有の方。

「Titan」って書いてある方がカッコイイからね!(目立ちたがり)

 

F2Titan + NIKKOR-O 2.1cm F4

F2Titanは2.1cmF4専用で持ち歩いた。

そう、あの有名な2.1cmだ。

ニッコール千夜一夜物語 - 第一夜 | Enjoyニコン | ニコンイメージング

千夜一夜に掲載されてるレンズって不思議と全部欲しくなるよね(病気)。

フィルムは信頼と実績のILFORD HP5 PLUS。

 

ILFORD 白黒フィルム HP5 PLUS400 35mm 36枚撮り 1574577

ILFORD 白黒フィルム HP5 PLUS400 35mm 36枚撮り 1574577

 

 

ISO400はもうこれしか使ってない。

 

クイーンズタウン

f:id:classical_photoclub:20190504143353j:image

f:id:classical_photoclub:20190504143550j:image

f:id:classical_photoclub:20190504143745j:image
f:id:classical_photoclub:20190504143749j:image

ニュージーランドの南島の拠点に選んだクイーンズタウン

女王が住むのにふさわしい街だからクイーンズタウン

本当に美しい街だった。端から端まで歩いても30分掛かるか掛からないかの小さな街で、観光客向けの店がギュッと凝縮されている。

街並みは28Tiばかりで撮ってたな...適材適所。

 

ミルフォードサウンド

f:id:classical_photoclub:20190504141853j:image

f:id:classical_photoclub:20190504150014j:image

クイーンズタウンからバスに揺られて6時間。

ニュージーランドで有名な観光地の1つにミルフォードサウンドという場所がある。フィヨルド地形の中を遊覧船でクルージングするというなかなかできない経験をすることができる。

ニュージーランドを始めて旅行する人はほぼ間違いなく訪れる超定番コースだ。

ちなみにフィヨルドがあまりにも広大すぎて21mmでも全然狭い。超広角レンズ必須。

 

発売があと3ヶ月早かったら...

 

f:id:classical_photoclub:20190504142618j:image

f:id:classical_photoclub:20190504145857j:image

f:id:classical_photoclub:20190504150010j:image

天候が良ければミルフォードサウンドに向かうバスの道中で所々絶景ポイントに立ち寄ってくれる。

基本的にニュージーランドは天候が安定しておらず、ミルフォードサウンドを始め各観光地は雨や曇りの日がほとんどだそうだ。

にも関わらず、本当にこの日、というかニュージーランド旅行中は天候が最高に良すぎて雨具は一度も登場しなかった。

数年分の晴れ男運を使い果たしてしまったかもしれない。

 

マウントクック

f:id:classical_photoclub:20190504213823j:image

こちらはニュージーランド最高峰のマウントクック

標高は富士山より少し低い3724m。

この景色がホテルから歩いてすぐの所で撮れるんだから思わず同じような写真を量産してしまう←

f:id:classical_photoclub:20190504214139j:image

ちなみにこの記事の冒頭の写真もマウントクック

そっちはホテルの部屋から撮影。贅沢すぎる。

 

ちなみに世界最高峰・エベレストとマウントクックはちょっとした縁があって、エベレストを世界で初めて登頂したエドモンド・ヒラリー氏はニュージーランド人で、このマウントクックで練習を重ねていたとか。

僕も多少は登山を嗜むので挑戦してみたい気もしたが、とても一般人が登れる山ではなさそうだ。

 

テカポ湖

ニュージーランドを知らない人でもテカポ湖という名前を聞いたことがある人は多いと思う。

巷には"世界一星空が美しい場所"として知られている。

しかし現地に到着してみると、意外と街明かりがあるな...まあ撮るだけ撮ってみるかとZ6で撮影した写真がこちら

f:id:classical_photoclub:20190504215757j:image
Nikon Z 6 + NIKKOR Z 35mm f/1.8S

 

うん、確かに美しい。

手前の建物は「善き羊飼いの教会」。

ちょうど良く街明かりが照らしてくれてる←

観光ガイドに間違いなく載っているニュージーランドで一番有名な建物(多分)。

ここで結婚式を挙げる日本も多いとか。

みなみじゅうじ座が少し切れてるのが残念!

流石にフィルムだと厳しいのでご勘弁を。

 

f:id:classical_photoclub:20190504213827j:image

宿の裏にあった牧場。

めっちゃ人懐っこい動物達だった。

今回のF2Titanで撮影した中だとこれが個人的にはベストかな。


f:id:classical_photoclub:20190504213832j:image

まったりした時間が流れていてとても良い場所でした!

 

ニュージーランドは超広角

日本の街中で2.1cmを使うと"切り取る"と言うより"全部写してる"という感じだが、ニュージーランドは2.1cmで余裕で"切り取れる"。

超広角を毛嫌いしてる人がいたら是非ニュージーランドに行ってほしい。考え方が変わりますよ!(変わった)

 

次はS型の2.1cmで行きたいですね(空目)